この度、一般社団法人全国心理業連合会(全心連)として、厚生労働省 平成30年度若者に向けた効果的な自殺対策に関する先駆的実践事業:SNS相談に関する様々なノウハウの向上に係る実践的事業(追加)が採択されることになりましたので、ご報告します。
- ■背景・目的
- 日本における自殺者数は減少傾向にあるものの、若者の自殺者数は増加傾向にあり、効果的な対策を講じていくことは大きな課題であると言えます。
一方、近年の若者はコミュニケーション手段が変化しており、対面や電話での相談窓口を設けても、相談そのものに抵抗感が強いと言われています。若者が日常的に使用するSNSを利用した凶悪犯罪事件が発生したことを考慮すると、SNSにより犯罪者にアクセスするのではなく、信頼できる相談相手にアクセスできることは、とても大切なことです。
一般社団法人全国心理業連合会では、自殺予防を目的とした東日本大震災の心のケア活動や、全国の当会の有資格者である心理カウンセラーが、主に中高校生の家庭訪問を行う形での心理カウンセリングの提供を行って参りました。本事業を通じてそれらの知見を活かし、従来の自殺対策で行われてきた、電話相談、アウトリーチ等に加え、心のケア対策をより充実させていくことで、若者に対する自殺対策をより効果的に促進することを目的とします。 - ■概要
- 期間:
2019年3月1日~3月31日、毎日18:00~22:00(受付終了21:30)
対象:全国
方法
専用のLINEアカウントを使用し、SNSでの相談を行う。なお、セキュリティ等が確保されたシステムを使用し、安心してご相談いただける環境にて実施。
担当
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラーを中心としたSNS相談員