一般社団法人 全国心理業連合会(全心連)

Japanese Organization of Mental Health and Educational Agencies

全国心理業連合会からのお知らせです

児童養護施設の受験生向けにLINE相談を実施
~コロナ禍での学習とストレス緩和をサポート~

 一般社団法人全国心理業連合会(全心連)は、2020年6月21日(日)より、専用のLINE公式アカウント「LINEみらい財団 学生こころの相談」にて、児童養護施設の中学3年生、高校3年生の生徒を対象に、心のケアを目的としたLINE相談を担当することになりましたのでお知らせします。

■背景

 虐待など様々な理由で親と暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設では、2019年12月以降発生した新型コロナウイルス感染症による休校の長期化や社会情勢の変化によって、様々な影響が出ています。NPO法人ライツオン・チルドレンが東京都の児童養護施設を対象に、2020年4月に行った緊急アンケートによると、「74%の施設が子どものストレスを懸念」しており、「50%の施設が学習の遅れやオンライン学習への対応に不安がある」と回答しました。児童養護施設において、学習の機会をどのように確保し、ストレスや精神的負担を和らげていくかが問われています。
 全心連ではこれまで、厚生労働省自殺防止対策事業において、「話を聴くプロ」である全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラーが、2020年3月より「新型コロナウイルス感染症関連SNS心の相談」を担当し、自治体等での子どものいじめや虐待相談、女性相談、ひきこもり相談、大阪北部地震をはじめとした災害等の心のケアSNS相談を担当してきました。また、東日本大震災の心のケア活動を被災直後から現在まで継続して行っており、受験等をはじめとしたメンタルトレーニングを多く、担当しております。

■⽬的

 全心連はこれまでの知見を活かし、一般財団法人LINEみらい財団(東京都新宿区、代表理事:奥出 直人、江口 清貴、以下「LINEみらい財団」)が提供する相談専用のアカウントにおいて、コロナ禍でのストレスや精神的負担を和らげ、勉強や受験に向かうメンタリティを整えることを目的にしたLINE相談を開始することに致しました。

「LINEみらい財団 学⽣こころの相談」メニュー
■実施内容

 LINEみらい財団が提供する「LINEみらい財団 学生こころの相談」は、児童養護施設の児童・生徒、とりわけ受験を控えた中学3年生や高校3年生を対象に、「学習アカウント」と「相談アカウント」が併設されています。全心連は、「相談アカウント」における専門相談業務センターの役割を担います。
*「相談アカウント」は、特定非営利活動法人NPO亀岡人権交流センター(京都府亀岡市、理事長:杜 恵美子、以下「NPO亀岡人権交流センター」)が運営、エースチャイルド株式会社(東京都台東区、代表取締役CEO:西谷 雅史、以下「エースチャイルド」)によりシステムを提供されています。

運営実施事務局:NPO亀岡人権交流センター
専門相談業務センター:全国心理業連合会
アカウント提供・実施協力:LINEみらい財団
システム提供:エースチャイルド

(参考情報)
これまで全心連が担当したSNS相談窓口において、相談終了直後、相談者にアンケートにご協力いただき、満足度として7~8割以上という効果が出ています。

■「LINEみらい財団 学生こころの相談」提供概要
LINEみらい財団 学⽣こころの相談

期間:2020年6月21日(日)より開始、毎週日曜日11時から16時まで受付(相談受付は15時30分まで)
担当:話を聴くプロ(全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー)。
方法:専用のLINEアカウントを使用し、LINEでの相談を行います。セキュリティが確保されたシステムを使用し、安心してご相談頂ける環境にて実施します。

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