一般社団法人全国心理業連合会(全心連)が運営する全心連ウクライナ「心のケア」交流センターは、ウクライナ避難民の心のケアと日本の方々の支援を広げるため、ウクライナのトップアーティスト KAZKAが再び来日するにあたり、2022年に続き日本での滞在をサポートすることになりましたのでお知らせします。
■背景・目的
全心連ではウクライナ避難民の方々が安心できる心の居場所づくりとして、2022年5月にウクライナ「心のケア」交流センターを開設しました。これまで65回以上の心のケアの催しを開催し、のべ4,000人の方々が参加されたほか、個別カウンセリングや生活支援、日本語教育、就業支援、メンタルヘルスアンケート、シンポジウム開催など、ウクライナ避難民の方々の声をお聴きしたうえで必要とされるサポートを、在日ウクライナ人の方々、日本の多くの支援者の方々のお力添えをいただきながら行って参りました。
昨年、日本のウクライナの方々を元気づけたいと、ウクライナのトップアーティストKAZKAがボランティアで来日し、KAZKAの日本での費用を全心連ウクライナ「心のケア」交流センターが負担する形で、日本での滞在をサポートしました。2022年10月18日、19日には外務省、在日ウクライナ大使館後援による「KAZKA来日文化交流会」を開催し、21日にはKAZKAからの希望により広島平和記念資料館・原爆ドーム等を視察、22日、23日には大阪・京都に滞在し、関西のウクライナ避難民の方々を元気づけるための心のケア交流会を開催しました。
この度、日本のウクライナ支援へのお礼も兼ねて、音楽を通した文化交流と心のケアを行いたいと、KAZKAから再度ボランティアでの来日希望がありました。今回も当センターにて日本での費用を負担する形でサポートし、福岡、沖縄、関西、山梨、東京での滞在を予定しております。ウクライナへの侵攻から1年半を迎えようとしている今でも、いまだ終わりが見えず長期化の様相を呈しています。戦争トラウマや慣れない日本の生活でのストレス、将来の不安などを抱えるウクライナ避難民の方々と、ウクライナ避難民の心のケアを支援下さる方々とともに、KAZKAと過ごす交流会や音楽を通した文化交流と心のケアを行います。
■2023 KAZKA来日について
東京・国連大学でのシンポジウムをはじめ、全国各地で行われる交流会では、昨年の東京・広島・関西の印象、KAZKAがウクライナ本国で行っている孤児院等での子どもたちへの支援などについてトークライブ形式でお話しいただきます。
ウクライナ音楽と日本文化の交流としては、福岡では太宰府天満宮でKAZKAが世界的大ヒット曲やウクライナ国歌などを歌い、山梨ではウクライナから避難されてきた高校生を多く受け入れている日本航空高等学校で、高校生たちが音楽を披露します。
■2023 KAZKA来日スケジュール(変更の可能性があります)
7月1日 福岡
「ウクライナKAZKA奇跡の歌声」/12:00-12:30太宰府天満宮
「KAZKA来日文化交流会」/14:00-15:30日本経済大学
7月2日~3日 沖縄
ひめゆりの塔見学
ウクライナ避難民および地元の方々との交流会/7/3 18:30-20:30コワーケーションスペース アガイティーダ
7月4日~5日 関西
関西ウクライナ避難民の方々との交流会/7/5 17:30-18:30(大阪・江坂)
7月7日 山梨
「KAZKA来日文化交流会」/16:00-17:00日本航空高等学校 山梨キャンパス
7月8日~13日 東京
8日「世界の平和を願う、日本とウクライナ、そして支援者で世界をつなぐ、ココロ交流会」/17:00-20:00渋谷区伝承ホール
12日「ウクライナ避難民の日本での未来を考える」シンポジウム/14:00-17:00国連大学ウ・タント国際会議場
13日「ウクライナ支援チャリティ」/19:00-22:00六本木
※「ウクライナ「心のケア」交流センター」についてはこちら
https://www.mhea.or.jp/ukraine-himawaricenter/