全心連ウクライナ「心のケア」交流センターは、2023年10月29日に、世界中のウクライナ人と支援者がつながり、ウクライナのエッセンシャルワーカーを応援するため「The World's Longest Marathon」に参加することになりましたのでお知らせします。
■背景・目的
全心連では、特に有事の際には人命や生活の根幹を支える方々のサポートを行うことは大切であると考え、これまで様々な心のケア活動を行って参りました。エッセンシャルワーカーの方々は業務上の守秘義務もあり、職場の中で互いに相談をすることが難しく、非常事態の中ではさらに業務負担や精神的負担も大きく、ストレス過多の状態が続きます。東日本大震災の時は医療従事者や自治体職員、団体スタッフなどへの心のケア研修を行ったり、コロナ禍の時は医療・福祉従事者や自治体職員など、エッセンシャルワーカーの方々への心のケアSNS相談の実施・監修を行いました。
今回は全心連ウクライナ「心のケア」交流センターとして、ウクライナ発祥と言われている「The World's Longest
Marathon」を通じて、ウクライナ本国でがんばるエッセンシャルワーカーの方々を応援するため参加することになりました。ウクライナでは2014年から、自国の文化を守り・自由を願うことを掲げていると言われており、世界各国ではこのマラソンを通じて、いろいろな支援や表現をするイベントが行われているようです。
ウクライナ避難民の方々は今でも、自分だけが安全な場所にいていいのかという罪悪感を抱えています。ウクライナ避難民と日本の支援者が「The World's Longest
Marathon」を通じて、ウクライナ本国のエッセンシャルワーカーへの応援メッセージを届けることは、ウクライナ避難民の方々の罪悪感の軽減につながり、日本の支援者とのつながりを持ち、世界で心をひとつにすることにもつながります。ウクライナ避難民の方々の孤立化を防ぐためにも、つながりを感じられることをめざします。
■全心連ウクライナ「心のケア」交流センターの「The World's Longest Marathon」について
「The World's Longest
Marathon」は、同じ日に世界中にいるウクライナ人や支援者が走ります。エントリー希望者はウクライナ本国からゼッケンやメダルを取り寄せ、走る時間や距離は自由に設定することができます。
今回は50名分のエントリーを行いました。子どもやお年寄りでもみんなで参加できるよう、無理なく20分程度のジョギング、ウォーキングスタイルで実施します。渋谷の街を走りながら、ウクライナ本国のエッセンシャルワーカーの応援を届けます。走った後の交流会では、ウクライナ避難民同士や日本の支援者とのコミュニケーションを行います。
<スケジュール>
10月29日(日)14:30-17:00(雨天決行)
14:30全心連ウクライナ「心のケア」交流センター集合
15:00代々木公園(渋谷区)スタート
15:30全心連ウクライナ「心のケア」交流センターゴール
・スタートやゴールの様子はSNSで全世界に発信されます。
・参加者には、メダルが贈呈されます
16:00交流会
参加者の方がそれぞれ持ち寄った食事等を囲みながら、ウクライナの方と支援者で交流を図ります
17:00終了
担当:在日ウクライナ人スタッフ、ウクライナ人・日本人ボランティア、話を聴くプロ*(全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー)
※感染対策には十分、配慮をして行います。
※「ウクライナ「心のケア」交流センター」についてはこちら
https://www.mhea.or.jp/ukraine-himawaricenter/