日本で唯一の心理カウンセラーの業界団体である一般社団法人全国心理業連合会(東京都渋谷区、代表理事:浮世 満理子、以下「全心連」)は、日本財団のウクライナ避難民支援助成プログラムの支援を受け、ウクライナ避難民のセルフケアのための「アートセラピー講座」を開催しますのでお知らせします。
■背景・目的
ウクライナ避難民の方々は、今なおウクライナ本国へ戻る見通しが立たない中で、戦争のトラウマによる心の痛みが続いています。さらに、日本での支援が終わっていくこともあり、仕事や子どもの進学など将来への不安もより強くなっており、日本で生活していく上でのストレスに対してセルフケアができることが今、大切なことです。ウクライナの方々は、幼少期より絵や音楽など様々な芸術に触れる機会を多く持っており、感性がとても豊かです。そこで、ウクライナ避難民のセルフケアとして「アートセラピー講座」を開催することになりました。
アートセラピーは、言葉によるコミュニケーションが難しい場合や、言葉にすることを避ける傾向がある場合に用いられ、ストレス・不安・トラウマなどの心のケアに有益と言われています。セルフケアができるようになることはもちろんのこと、習得した技術を身近な人のケアにも活かしたり、仕事につなげられるような技術習得にもなります。ウクライナ「心のケア」交流センターでは、これまでもNFTアートやITスキルの勉強会などを行って参りました。今後も日本にいる期間に、ウクライナに戻られてからも活かせるような様々な心のケアや技術習得の機会を設けて参ります。
・NFTアート〜就業研修会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000038923.html
・Job Festa Shibuya
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000038923.html
■「アートセラピー講座」ついて
この講座では、アートセラピーを用いた自分でできるセルフケアや、親子・グループなどでできる方法も学ぶことができます。日本文化の交流も行えるようなプログラムになっており、日本の方々も参加し、ウクライナ避難民の方々と一緒に受講します。講師は、ニューヨークでアートセラピーを学び、日本でアートセラピープログラム提供実績のある「話を聴くプロ*(プロフェッショナル心理カウンセラー)」が担当します。
講座は全心連ウクライナ「心のケア」交流センター(渋谷)と、オンラインでのハイブリッド形式で行われます。ウクライナ避難民の方々へは必要な教材を全心連ウクライナ「心のケア」交流センターから発送し、無料で受講いただけます。また、すべてのプログラムを学ばれた方には、全心連より修了証を発行します。
【プログラム】
①1月31日(水)19:00-21:00
世界のアートセラピーについて知る
心の形を描いてみる
②2月7日(水)19:00-21:00
絵は目で感じて、指で感じる
色彩心理学で絵を学ぶ
③2月21日(水)19:00-21:00
木の絵を描いてトラウマを知る、癒す
④3月6日(水)19:00-21:00
怖さやストレスをぶち壊す、そして癒す
⑤3月20日(水)19:00-21:00
書道プログラム 筆で漢字を描く
⑥4月3日(水)19:00-21:00
書道プログラム 墨と筆で絵を描く
⑦4月17日(水)19:00-21:00
回復のエネルギーを描くアート
⑧5月1日(水)19:00-21:00
グループアートで人とつながるアートセラピー
⑨5月15日(水)19:00-21:00
瞑想的 心の深いところを癒すアートセラピー
⑩5月29日(水)19:00-21:00
箱庭、コラージュなどの総合芸術
主催:一般社団法人全国心理業連合会
後援:一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会
協力:株式会社アイディアヒューマンサポートサービス