いま、心のチカラになること 2016 in 東京 概要
第一部:企業におけるあらたな心理カウンセラーの役割
我が国の全国総事業所数は592万7千(民営577万9千)、従業員数は6178万9千人(民営5742万8千人)に及び、着実に増加しており、50人以上の事業所数は16万3千従業員数は2309万6千人となっています。(平成26年7月現在:総務省)
昨年12月に実施されたストレスチェックは50人以上の事業所において義務付けられておりますが、さらに企業におけるメンタルヘルスの向上&対策は、企業にとって必要不可欠なものとしてとらえなければなりません。現在および今後の企業でのメンタルヘルスの問題点と課題を有識者の皆様に討議していただき私たち民間の心理カウンセラーが果たすべき役割を再認識してまいりたいと思います。
- 従業員がより健康且つ充実した働き方や生活を送るにはどうすべきか。
- ストレスに打ち克つ強い組織をつくり、
業績を上げるには、企業(経営者)は、どのように対応すべきか。
現在、企業におけるメンタルヘルス問題が社会的に注目される中、
従業員のメンタルヘルスに対する捉え方は、以下のように
様々であるように見受けられます。
- 従業員のメンタルヘルスが悪化する原因や背景が分からない。
- 原因や背景は分かっていても、対応方法がよく分からない。
- 原因や背景も対応方法も分かっているが、経営戦略として
メンタルヘルス対策に乗り出すべきか、判断を迷っている。
このような状況分析の中で、心理カウンセラーが日本の企業の発展・成長、そして経営者・従業員にたいして果たすべき役割を確認し今後の活動の指針としてまいります。
第一部パネルディスカッション(10:15-11:45予定)
- 経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課長 江崎禎英氏
- 京都大学学生総合支援センター センター長(教授)・教育学博士 杉原保史氏
- 東京メンタルヘルス株式会社 専務取締役 武藤収氏
第二部:教育やスポーツ、チームを元気にするメンタル支援と2020年東京にむけて
教育やスポーツの分野で、心を元気にし、パフォーマンスを高めるメンタルトレーニングプログラムが注目されています。プラスをもっとプラスにするメンタルトレーニングの手法は、個人やチームを対象とする取り組みの中で、非常に大きな成果をあげています。
今回は、メジャーリーグでのご経験もある高橋尚成氏をお迎えし、ご自身の経験から世界で戦うメンタルについてや、スポーツ界や教育において大切なメンタルについて語っていただきます。
また、リオが終わり、本格的に2020年に向けてさらに充実した活動を行う中で心理カウンセラー・メンタルトレーナーの果たすべき役割について、これらのことがスポーツ界だけでなく日常生活や企業内活動の中でいかに有益であるかについて、考える機会になればと思います。
第二部パネルディスカッション(13:00-14:30予定)
- 元プロ野球選手(投手)・野球解説者 高橋尚成氏
- 上級プロフェッショナル心理カウンセラー・メンタルトレーナー 義田貴士氏
第三部:プロフェッショナル心理カウンセラーの活動報告
全国心理業連合会が公認する心理カウンセラーの全国統一認定資格である「プロフェッショナル心理カウンセラー」有資格者の活動報告をさせていただきます。