一般社団法人 全国心理業連合会(全心連)

Japanese Organization of Mental Health and Educational Agencies

多くのプロフェッショナル心理カウンセラーが活躍し企業や地域に貢献するために勉強会・セミナーを開催しています

コロナ禍における職員のケアとして、東大阪市職員に対するLINE相談を監修


一般社団法人全国心理業連合会は、東大阪市がコロナ禍における職員のケアとして2020年12月25日から実施する、保健所の職員を中心として全職員を対象とした LINE相談の監修を行うことになりましたのでお知らせします。

■背景・目的
 全心連では2018年3月より、厚生労働省のSNSを活用した自殺防止対策事業や、全国の自治体で行われているSNSを活用した各種相談事業(教育委員会、虐待、女性相談、DV相談、ひとり親相談、子ども・若者相談、自殺対策相談等)、自主事業としてSNSを活用した災害、事件・事故、ひきこもり、誹謗中傷等の心のケア相談の実施等において、全心連の有資格者であるプロフェッショナル心理カウンセラー(通称:話を聴くプロ)を従事させて参りました。
 また、2019年8月より、大同生命保険株式会社にSNSを活用したメンタルトレーニングを導入し、若手社員の人材育成の一環として、モチベーション向上やパフォーマンス最大化を目的としたプログラムの監修を行っております。これらの知見をもとに、一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会、一般社団法人日本産業カウンセラー協会との共催により、2020年11月26日、産業分野におけるSNS相談の現状と可能性を伝える「SNS産業カウンセリングシンポジウム2020」をオンライン開催致しました。
 厚生労働省令和元年度自殺防止対策事業において、令和元年12月以降に発生した新型コロナウイルス感染症の影響による心の悩みについて、2020年3月から6月までチャット形式で相談を受け付ける中で、医療・介護従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカー・そのご家族の方々が、高い緊張感の中で長期にわたり対応を求められていることや、私生活でも相当の注意を払われていること、また、誤解や偏見に基づいた差別的な言動を受けていることなど、精神的にかなりのストレスを抱えているという声を多数頂戴しました。
 この度、東大阪市がコロナ禍における職員のケアとして、第三波で特にストレスを抱えている保健所の職員を中心として全職員を対象としたLINE相談を実施することになり、全心連が監修を行い、話を聴くプロがLINE相談対応を行うことになりました。これまでの知見をもとに、市民の生活と安全を守る東大阪市の職員の皆様方の精神的負荷を和らげることに貢献して参ります。


■東大阪市の全職員を対象とした LINE相談について

 東大阪市の保健所の職員を中心として全職員約4,400名を対象として、LINE相談を提供します。専用のLINEアカウント(モチベーション~ココロゴトLINE)に友だち登録をいただくことで、LINEでの相談が可能となります。特に精神的負荷がかかることが予想される年末年始は毎日、相談を受け付けます。相談対応は産業分野でのSNS相談実績のある、話を聴くプロが行います。

相談受付:
2020年12月25日(金)~2021年1月10日(日)までは毎日受付(年末年始の12月31日(木)~1月3日(日)は10時から16時まで、それ以外の期間は19時から21時まで)。2021年1月11日(月)以降は、毎週火曜・木曜は19時から21時、毎週日曜は17時から21時まで。
担当:
アイディアヒューマンサポートサービス所属の全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)
方法:
専用のLINEアカウントを使用し、チャットでの相談を行います。セキュリティが確保されたシステムを使用し、安心してご相談頂ける環境を用意します。

(参考情報)
 これまでのSNS相談においては、相談終了直後、相談者にアンケートにご協力いただき、満足度として7~8割以上という効果が出ています。

 

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