日本に着の身着のまま避難してきたご家族、まだ一時宿泊のホテルに滞在して、どこかに行こうにも言葉もわからない、土地勘もない、日本の物価高(特に電車賃)にさらされながら、小さな子どもを抱えるお母さんたちに、なんとか心の癒しを提供したくて企画しました。心の安全や安心をテーマに、家族同士で交流してもらったり、日本の子どもたちと友だちになってもらうことを目的に、のんびりみんながくつろげるように自然豊かな動物園での心の休日を・・・と、告知開始以降、ウクライナの方々から続々と参加申し込みがあり、100名を超えました。
参加希望者のうち半分が渋谷駅集合ののち移動、もう半分は東武動物公園駅へ直接、という中で、ボランティアスタッフ一同、ギリギリまで準備、シミュレーションを行い当日を迎えました。


◆9:30 渋谷ハチ公前待ち合わせ
小さな子どもを連れたお母さんたちを含め、続々と集合。ボランティアスタッフ、すでにドキドキです。ロシア語学科のボランティアの方は直接、プロフェッショナル心理カウンセラーのボランティアはポケトークを使いながらコミュニケーション。小さなお子さんもいらっしゃるので、東武トップツアーズの添乗員はじめスタッフのリードのもと、安全第一で電車で移動しました。


◆11:30 東武動物公園駅待ち合わせ、お買い物
ようやく到着!駅前広場に集合、100名のみなさまへ通訳を介しての説明、ハンドマイクを使いつつでしたが行きわたっているかな・・・を気にかけながらとなりました。みなさまへ交通費と食費をお渡しし、家族ごとに東武ストアで昼食や飲み物などお買い物。


◆12:30 東武動物公園へ移動、入園
ボランティア参加の日本人家族やスタッフなども含めると、120名以上での移動というのもなかなかです。子どもたちがちょっと疲れ始めてきたのが気になりつつでしたが、いよいよ東武動物公園に入園!みんなで記念撮影の後、芝生へ移動、ようやくみんなでランチ。途中で雨が降りだして・・・慌てて雨宿り。東武動物公園、東武トップツアーズの方々に大変お世話になりました。途中から雨も上がり、ほっと一息、という感じでしたが、雨の中、子どもたちが動物を見てはしゃいでいたり、観覧車に乗っていたり、「ペンギン見に行くーー」と盛り上がっている様子を見ていると、なんとも言えない充実感でした。





◆17:30 再集合、帰宅へ
ウクライナの方のお財布の落とし物の放送に「それは、誰!?」早く帰ったりしていないよね・・・と心配になりましたが、無事、ご本人の手元に戻り一安心。子どもが行方不明かも?というところを次々と見つけて下さる東武トップツアーズの方々、本当に感謝です。東武動物公園のみなさまにお礼をお伝えし、みんなで駅まで歩いて移動。渋谷まで移動するみなさんとは一緒に電車に乗り、無事、戻ってくることができました。


今回、東武グループさんをはじめスポンサーの皆様、ボランティアの皆様、多くの皆様のおかげで無事、実現することができました。たくさんのメディアの方々の取材もいただきました。本当にありがとうございました。
ウクライナから避難されてきた人たちはみな、プライバシーを多くは語りませんが、話をゆっくり聴いていると見えてくる真実があると感じます。動物園で楽しむお母さんと子どもたち。一方、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんはウクライナに残っています。ウクライナに残っている人たちは「この子だけが自分たちの未来の希望」と言って、日本に子どもたちを送り出しています。自分たちの国を残すために、命をかけて国の自主独立を守るのだと言います。
であれば、私たち日本人は、「ウクライナの大切な未来の希望をお預かりしている」のではないかと感じました。その子どもたちが日本に来て、「まだ休日どこにも遊びに連れて行ってあげられず家で泣いている」「毎日ウクライナに帰りたいと言って母親を困らせる」というのは、あまりにもつらいことです。
私どもは非営利の民間団体として、もっとフレキシブルに、自由に、みんなに均一じゃなくても、想いのある日本の人たちとともに、スピーディーに丁寧に細かく、やれることをやり続けていきたいと思います。個人ができることも、まだまだたくさんあると思います。日本に来た、ウクライナのお隣さんにちょっとした癒しを提供することは誰でもできることではないかと思います。
戦争のストレスや、異国での不安などが言葉にならないウクライナの方々の心に、少しでも「やわらぎ」を届けたくて実施した企画。カウンセリングルームを出て、一緒に雨の中歩いて、悩んだり考えたりアクシデントに対応したり・・・私たち全心連のプロフェッショナル心理カウンセラー、話を聴くプロは、そうありたいと思います。何かしたいと思っている人は多いはず。でも、何ができるかがわからない人も多いはず。わからないなりに出会ったウクライナの方々と、コミュニケーションを取ってみる。そこからお聴きする話が本当に貴重なものなのですから。疲れを遥かに超える充実感、素晴らしい体験をさせていただきました。
今、日本に来ているウクライナの人たちは、「いつか日本に行きたい」と思っていたそうです。そんな彼らの期待と希望を裏切る私たちにはなりたくない。いつか、平和になったウクライナに行きたい、本当に。戦争が早く終わって、1日も早く子どもたちが笑顔でウクライナに帰れるように。その時に私たちが彼らの第二の故郷であるように、そんなことを誇りに思えるように。みなさま本当にありがとうございました。
- 主催:
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一般社団法人全国心理業連合会
「ウクライナ交流センター」在日ウクライナ人スタッフ
ロシア語学科学生ボランティアスタッフ
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)ボランティアスタッフ - 主催:
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一般社団法人全国心理業連合会
「ウクライナ交流センター」在日ウクライナ人スタッフ
ロシア語学科学生ボランティアスタッフ
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)ボランティアスタッフ - 参加人数:
- 約130名(ウクライナの方、日本人ボランティア等含む)
本企画は下記の皆様にご後援、ご協力、ご協賛、取材をいただきました。改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
- 後援:
- 一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会
- 協力:
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株式会社アイディアヒューマンサポートサービス
特定非営利活動法人ヒューマン・アニマル・インタラクション協会 - 協賛:
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東武レジャー企画株式会社 ハイブリッド・レジャーランド 東武動物公園(アトラクションパスセット)
東武トップツアーズ株式会社(東武動物公園紹介アプリ「Зоопарк Тобу」https://tobuzoo-ua.com/ 提供、行程管理)
ポケトーク株式会社(AI通訳機「ポケトークS」50台貸与)
株式会社クリエイターズネクスト(資金協賛)
ダイヤル・サービス株式会社(資金協賛) - 取材:
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詳細ページ https://www.mhea.or.jp/information/info_196.html
NHK総合 埼玉ローカル版放送、埼玉NEWS WEB掲載
産経新聞WEB
テレビ埼玉(テレ玉)放送、Yahoo!ニュース掲載
読売新聞朝刊、読売新聞オンライン、Yahoo!ニュース掲載
朝日新聞朝刊、朝日新聞デジタル掲載
埼玉新聞朝刊、埼玉新聞オンライン掲載
毎日新聞朝刊、毎日新聞デジタル掲載