ウクライナから避難されてきた方々を誰一人取り残されないためにも、東京・渋谷で年末年始に実施した日本の年末年始と心のケア、期間中、65名のウクライナの方々が参加され、特に1人で避難されてきている方々からは、「家族のような時間を過ごすことができてよかった」という声を聴くことができました。やはり本来、家族とあたたかい時間を過ごす時期に、交流できる機会を持つことの効果は高いことを実感しました。渋谷での年末年始の取り組みでは、初めて全心連ウクライナ「心のケア」交流センターの催しに参加された方もいらっしゃり、日本に来て間もない方や、私たちと今まで接点のなかった方のための機会も持ち続けていくことの大切さを知りました。
と、いうことは、孤独感を抱え、人と人とのつながりを求めている方が多い関西地域でも、もちろんこの取り組みが必要！2022年10月8日に実施した、「梅田スカイビル 空中庭園展望台での心の休日＆ランチ交流会」と同様、
https://www.mhea.or.jp/ukraine-himawaricenter/info_21.html
食事や歌を通したウクライナの方々同士の交流と「梅田スカイビル 空中庭園展望台」の散策に加え、日本の年始を感じられるような機会を、日本財団のウクライナ避難民支援助成プログラムの支援を受け設けることにしました。
前回との違いは、何よりも、ウクライナ避難民の皆様にも提供する側として参加してもらおう！ということで、食材費を全心連ウクライナ「心のケア」交流センターが負担する形で、ウクライナ料理や好きな料理を持ち寄っていただくことにしました。また、ウクライナの伝統的なクリスマスは、1/6をクリスマスイブ、1/7をクリスマスとしているようです。今回は戦争中ということもあり、いろいろな考え方もあるようですが、関西の交流会を1/8に実施することになったため、ウクライナのクリスマスでは必ず歌うと言っても過言ではない曲を歌ったり、日本の子どもたちから関西のウクライナの子どもたちへのクリスマスプレゼントとお手紙を持って行ったりなど、クリスマスのお祝いも兼ねることにしました。もちろん、渋谷で実施した日本のお正月を感じる取り組みも実施しました。
◆12：00 開始
東京から移動したスタッフは10：30過ぎには現地に到着、下見を始めていました。11：00過ぎに関西のボランティアの方々と合流し、梅田スカイビルB1のCAFFÈ PIAZZA DEL POPOLOで準備を始めました。が、参加者の方々が早めにお見えになり、しまった！準備が追いついていなーい！ちょっと待ってー！と言いつつのスタートとなりました。
ほぼほぼ集まったころに交流会開始。みなさんへのご挨拶の後、シンガーのミラさんによるウクライナのクリスマスの歌、子どもたちに参加してもらいました。ウクライナ式乾杯をみんなで行いました。
食事交流会開始とともに、持ち寄って下さったウクライナ家庭料理をそれぞれ紹介。オデッサとかキーウとかいろんな地域のウクライナ料理を頂くことができて感動しました。すごくおいしい！みなさん、お話もとても弾んでいました。渋谷と同様、”日本のお正月クイズ”を実施、はい！はい！はい！と手が挙がり、すごく盛り上がりました。日本の子どもたちからのクリスマスプレゼントもお渡しし、けん玉はやはり関西の子どもたちにも大人気でした。
最後はシンガーのミラさんの歌で締めくくり。子どもたちへのお手振りソングあり（ウクライナの方々は小さいころにこれ、みんなやるのだとか）、みんなでダンスあり、日本のボランティアも一緒に盛り上がってくれ、終了！最後の最後にみんなでウクライナ国歌を歌い、子どもまでが胸に手を当て、強くひとつになる瞬間はいつも涙が出そうになります。
◆14：35 集合写真
みんなで集合写真！笑顔がこぼれます。
◆14：45～神社でお参り＆空中庭園展望台での散策
「レトロ食堂街 滝見小路」にある神社へ、願いを込めてお参り。英語のおみくじもあり、ひいてみた人もたくさんおられました。最後に空中庭園展望台へ。大阪の風景を眺めながら、記念写真を撮りつつ楽しんでおられました。
今回はウクライナの家庭料理を持ち寄っていただくことを企画し、果たして、どれだけの方が持ってきてくださるだろう・・・？と思っていましたが、たくさんの方々が持ち寄って下さり、ウクライナ各地のお料理をいただけた形となりました。関西のボランティアの方々が7名ほどいらっしゃいましたが、「自分はボランティアなので・・・」と遠慮していました。関東ではウクライナ料理をいただく機会が多くありますが、関西ではなかなかないこともあり、「せっかくだからウクライナ料理、いただいたら？そのほうがウクライナの方々も喜ぶよ？」と声をかけ、召し上がっていただきました。すごくおいしい！！！とみんなで感動し、おいしい！ありがとう！を伝えるところから、ウクライナの方々とかかわっていくこともできました。こうやって日本の人たちとウクライナの人たちが交流し、もっともっとつながりを持っていけるといいなあと感じました。
もちろん楽しむだけではなく、いろいろなご相談もお受けしました。
最後のウクライナ国歌、関東・関西問わずこれまで何度もご一緒してきましたが、改めて歌詞の意味をかみしめていました。戦争はもちろん早く止めたい。でも、ウクライナの方々はきっと、安易な停戦という言葉の裏にある支配されて自由を失われることの恐ろしさを誰よりも知っていて、子どもたちに主権国家を残すために、たった今も、命をかけて戦っている。日本に来ているウクライナの子どもたちは、ウクライナの未来を担う希望です。日本に避難されてきたウクライナの方々が、心も身体も元気で健康であることを願いながら、今回の関西での交流会も無事終了しました。次はまた春！お花見の季節に心のケアを兼ねて実施する予定です。
梅田スカイビル CAFFÈ PIAZZA DEL POPOLOさん、空中庭園展望台の皆様、いつも本当にありがとうございます。ご参加下さった関西のウクライナの皆様、ウクライナ料理を提供下さった皆様、いつも素晴らしい歌と踊りを提供下さるシンガーのミラさん、ウクライナの子どもたちにプレゼントを作ってくれた関東の子どもたち、すべての皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。引き続きのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
主催：
一般社団法人全国心理業連合会
ウクライナ「心のケア」交流センター在日ウクライナ人スタッフ、ボランティアスタッフ
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー（話を聴くプロ）ボランティアスタッフ
アイディアメンタルトレーニング個別塾 学習プロコーチ、メンタルトレーナー、子どもたち
参加人数：
58名（延べ人数／ウクライナの方、日本人ボランティア等含む。）
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本企画は下記の皆様にご後援、ご協力をいただきました。改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
後援：一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会
助成：公益財団法人日本財団
協賛：梅田スカイビル 空中庭園展望台
協力：株式会社アイディアヒューマンサポートサービス、アイディアメンタルトレーニング個別塾