全心連ウクライナ「心のケア」交流センター 通称:渋谷ひまわり、設立からまる1年、2年目を迎えました。今でもウクライナから避難されてくる方々がおられ、先日も、渋谷の街で道に迷ったところを偶然、ウクライナの旗を見て来ました、という母と子ども2人が駆け込んでこられました。そのようなご家族を含め、ゴールデンウイークという長いお休みの中で、どこに行っていいかわからないウクライナ避難民の方々もおられるのではないかと感じました。渋谷ひまわりは365日オープン、ウクライナ避難民の方々がとじこもりにならないよう、日本財団のウクライナ避難民支援助成プログラムの支援を受け、ゴールデンウイーク期間中にウクライナ避難民の方々にも楽しんでいただけるような機会を設けることにしました。
5月4日は「メタバース体験会」。1月、2月に実施した「NFTアート」は大変好評で、特にウクライナ避難民の子どもたちの習得具合は目を見張るものがありました。ウクライナ避難民の方々が、就業につながる最新スキルを日本で身につけていただくことは、彼らが日本に残るとしても、ウクライナに帰るとしても、他の国に行くとしても、どこに行ったとしても役立ちます。そこで5月4日は、メタバースの専門家である村井宗明先生をお招きし、メタバースの基礎知識から実際にメタバース空間を体験することで、最先端のAI・IT技術に触れる機会を設けました。
全心連ウクライナ「心のケア」交流センターが「ウクライナにあたたかいを贈ろう~避難民がつくるNFTアート~プロジェクト」を開始(1月)
https://www.mhea.or.jp/information/info_261.html
全心連ウクライナ「心のケア」交流センターが「バレンタインウクライナに愛を贈ろう~避難民がつくるNFTアート~就業研修会」を開催(2月)
https://www.mhea.or.jp/information/info_260.html
◆14:00スタート
村井先生によるメタバースの基本的な考え方をみんなで受講。
村井先生のレクチャーを受けながら、実際に自分でアバターを選び自由に動かしてみました。矢印ボタン、数字、スペースキー等を押すとアバターが歩いたり、ジャンプしたり。みんなが同じメタバース空間で、アバターを自由に動かしました。日本の高校生たちがウクライナの方に教えたりしながら、アバターが動くとパッと笑顔がこぼれる瞬間。言葉はなくても表情で通い合う場面が見えました。
全心連ウクライナ「心のケア」交流センターのメタバースや、地方創生メタバースで好きな地域に行ったり、また、観光情報について答えてくれるチャットGPTに質問してみたり、ポスターが動いて話すAIを体験したり、様々な種類を体験することができました。
質問タイムでは、ポスターAIの仕組み、メタバースが作れるサイト、メタバースがどんなふう仕事につながるか、NFTアートとは何かなど、ウクライナ避難民の方々から積極的なご質問がありました。また、それぞれ同じテーブルにて日本とウクライナの大人も子どもも一緒にいて、コミュニケーションをとりながら進めていたのが印象的でした。
今回もたくさんのウクライナ避難民の方々が参加してくださいました。村井先生、ご来場くださった皆さま、お力添えいただきましたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。引き続きのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
主催:
一般社団法人全国心理業連合会
ウクライナ「心のケア」交流センター在日ウクライナ人スタッフ、ボランティアスタッフ
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)ボランティアスタッフ
参加人数:
40名(ウクライナの方、日本人ボランティア等含む。)
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本企画は下記の皆様にご後援、ご協力をいただきました。改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
後援:一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会
助成:公益財団法人日本財団
協力:株式会社アイディアヒューマンサポートサービス