2024年2月24日、ウクライナへの侵攻から2年。
ウクライナの方々にとっては最も強く心の痛みを感じる日です。大切な人の命が無残に奪われ、自分が住んでいた街が破壊され、そして愛する祖国が奪われようとしています。大切なものを理不尽に奪われる悔しさや悲しみや怒りは、計り知れません。何も悪くない一般人が傷つけられ、人生を捻じ曲げられる現状を、世界中の誰もが止めることができない現実を、それでも日本人として何ができるかを考える日だと思います。
この日の過ごし方を在日ウクライナ人スタッフのイリーナさんに聞いてみたところ、ウクライナ避難民の方々、在日ウクライナの方々はウクライナ正教会のお祈りに参列されるとのことでした。ウクライナ正教会ポール・コロルーク司祭から、お祈りのあと食事会を行ってはどうかとご相談があり、日本財団のウクライナ避難民支援助成プログラムの支援を受け企画することにしました。
◆10:00祈りの会
ウクライナ避難民、在日ウクライナの方々、日本の支援者など50名以上、参列されました(神聖な祈りの場であり、ウクライナの方々の心情を慮り、写真撮影を控えさせていただきました)。
◆11:00食事会
ウクライナの方だけではなく様々な外国の方もおられたり、日本のいろんな方々もおられました。食事をしながら故郷への思いや、それぞれの立場からウクライナについて語り合ったり、ウクライナの歌をうたったりして過ごしました。
戦争の終わりが見えないなかで、長引く避難生活により心労を抱え、加えてまもなく様々な支援が打ち切られていくこともあり、厳しい選択をせざるをえない方もいらっしゃいます。ウクライナ避難民の方々は私たちに対しても笑顔で接してくれますが、表面には出さない心の痛みやつらさがあることを、決して忘れてはなりません。非営利の心理カウンセラーの業界団体として、彼らがもつ心の痛みやつらさに寄り添い、日本で安心して生活していけるサポートを続けて参りたいと思います。
主催:一般社団法人全国心理業連合会
ウクライナ「心のケア」交流センター在日ウクライナ人スタッフ、ボランティアスタッフ
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)ボランティアスタッフ
場所:ウクライナ正教会(東京都港区芝公園3-6-25)
参加人数:64名(ウクライナの方、日本人ボランティア等含む。)
-----
本企画は下記の皆様にご後援、ご協力をいただきました。改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
後援:一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会
助成:公益財団法人日本財団
協力:株式会社アイディアヒューマンサポートサービス