Japanese Organization of Mental Health and Educational Agencies
2011年3月11日、東日本大震災という未曾有の大災害が発生しました。
数多くの尊い命が失われ、生きながらえた人々も家族を失った悲しみや、家や仕事道具などの財産を失った困難に直面することを余儀なくされました。
全国心理業連合会では、未曾有の大災害の発生にあたりいち早く災害対策本部を設け、被災地への支援活動に着手しました。被災した人々の心のケアサポートのため、数多くの心理カウンセラーと一般のボランティア希望者が被災現地に向かい、リスニングを始めとした支援活動を行ってきたのです。
活動に当たっては、「心のケアサポートを行うために、まず幅広い生活支援を行い、できること、現地の役に立つことは何でもやること」を明確な方針としています。
被災地で活動するカウンセラーは、部屋で座って待っていればよいものではありません。
自ら人々の生活の現場に出かける。泥かきでも片付けでも手伝えることを手伝う。人々にお声がけをしてお話を伺う。そうした課程の中でぽつりぽつりとなかなか話せなかったことをお話をいただき、お力になることができる。
そのために幅広い生活支援を行い、そして一過性の活動として終えることなく、2年、3年と継続した時間の中で、真に被災地を向いた心のケアサポートを行っていく。
チームジャパン300はそうした覚悟で被災地に向かい合っています。
被災地のみなさんが、元気な生活を取り戻すまで。
この未曾有の災害を生きながらえたことには、大きな意味と価値があったのだと笑顔で語れるまで。
そのときが来るまで、チームジャパン300は支援を続けます。