一般社団法人 全国心理業連合会(全心連)

Japanese Organization of Mental Health and Educational Agencies

心理カウンセリングの理念をご説明します

質の高いカウンセラーの育成

全心連では、安心して相談できる質の高いカウンセラーの育成のため、下記方針を定めています。

全国統一認定資格制度「プロフェッショナル心理カウンセラー」の運用

「専門スキル、実習研修、倫理適性の3本柱を重視した全国統一認定資格」

心理業において乱立する資格を整理淘汰し、心理カウンセラーの質を向上するために、全心連では、全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー」の制度を構築し、運用を開始しました。
この認定資格のカリキュラムは、カウンセラーとしてのスキル教育、実習教育、プロフェッショナル適性教育の3本柱からなり、資格取得のための履修時間は、国家資格である精神保健福祉士と同等レベルのものとなっています。

プロフェッショナル心理カウンセラーの詳細はこちら

心理カウンセラーとしての倫理規程の明確化

「守秘義務の順守、および相談者と個人的交際の禁止」

全心連では、「プロフェッショナル心理カウンセラー」の倫理観、行動規範を定めています。

まずカウンセラーとして大切なモラルとして、秘密厳守規定があります。守秘義務は2種類あります。

  1. 心理カウンセラーの職業的守秘義務
    • モラルとして、相談内容に関する守秘義務
    • 公共の場で相談内容を話さない、カルテを厳重に保管する、など。
  2. 個人情報に対する守秘義務
    • 事業主の責任として、クライアントの名前や住所等の個人情報に対する守秘義務
    • 個人情報のデータ管理など。

基本は、一切、誰にも漏らさない、という厳密さが求められます。
教育目的などで相談内容を公開する場合は、事前に申込書や契約書で、範囲を明確にした上で了承を得る必要があります。
また、スーパーバイザーや心理カウンセラー同士でのディスカッションについては、クローズドされた空間で行い、公共の場で話さないこと、聞いたことを他言しないという約束を、書面でかわします。
友人や家族であっても守秘義務の原則は変わりません。守秘義務は、厳密に運用することが求められ、例外はありません。

また、相談者と必要以上に親密な関係になり、恋愛感情など持たないことも倫理観の一つとして定めています。

質を満たさない心理カウンセラーに対する是正勧告

全心連では、一定の質を満たさずに活動している心理カウンセラーに対し、是正勧告活動を行っています。是正勧告を繰り返しても改善がみられない場合、是正勧告を公開します。 また、質の低い心理カウンセラーによる被害を防ぐために、「心理業ご意見ダイヤル」を設け、利用者の皆さんからの情報を収集すると共に、対応をアドバイスしています。

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